早乙女ミライは超古代文明レムリアより伝わる伝説のオーパーツ、マスターフォースでオーガスの平和を守る救世主コスプレイダーになる。
その後、普段は女優をしながら愛と自由の為に戦っていた。
そんなある日、おしゃれ戦士ナウイジャンという特撮番組で悪の義賊を演じる事に。
オーガスのファッションリーダー、ナウイジャンは早乙女ミライが番組内で影響力を持ち、民衆を扇動しようとするのを阻止するために、番組内でミライを処刑しようと画策する。
ナウイジャンの陰謀を察知したミライだが物語の必然性からナウイジャンを殺めてしまう。
一転、凶悪なテロリストとして民衆の敵となったミライは番組内で公開羞恥陥落を受ける事に…。
明るく元気なアイドル評論家。視聴者目線で感情的に作品を評価する。
高名な芸術評論家。演出、演技、美学の観点から、作品の芸術的価値を評価する。
みんな、見て見てー！ 今回は『コスプレイダー おしゃれ戦士ナウイジャン』（GHMT-94）だよ！ なんとGIGAのレビューで、5.00満点！ 「最高です」「かっこいいです」って、もう大絶賛の嵐なの！ 私も見る前からワクワクが止まらないよ！
落ち着きたまえ、レビュ★スター。確かに、本作が満場一致の高評価を得ているのは事実だ。だが、我々の仕事は、その「なぜ」を解き明かすことにある。単に「最高」と叫ぶだけでは、批評とは言えん。本作の芸術的価値を、これから徹底的に分析しよう。
まず見てほしいのが、コスチューム！ 監督も「七変化ヒロイン」って言ってる通り、いろんな衣装が出てくるの！ 中でも、レビューで絶賛されてる「婦警コス」！ もう、めちゃくちゃかっこよくて、スタイルも抜群で…私も着てみたいくらい！
フン、君が着こなせるかはさておき、その指摘は的を射ている。式正義監督は、単なるコスプレの羅列ではなく、各コスチュームの特性を活かしたアクションとシチュエーションを用意した。特に「婦警コス」は、機能美と様式美が融合した傑作だ。タイトなシルエットが桐山結羽の身体のラインを強調しつつ、蹴り技のダイナミズムを阻害しない。これは計算されたデザインだ。
そうなの！ その婦警コスでの蹴りが、本当にすごいの！ レビューでも「華麗な蹴り素晴らしいです」って書いてある通り、ただのキックじゃないんだよね。美しくて、力強くて…思わず「きゃー！」って声が出ちゃった！
まさにそこが、本作の芸術性の核心だ。桐山結羽という女優の持つ、類稀なる身体能力と柔軟性。それを最大限に引き出した、式正義監督の卓越したアクション演出。カメラは彼女の伸びやかな脚が描く軌跡を完璧に捉え、一瞬の静寂と爆発的なインパクトの対比を際立たせる。単なる暴力ではなく、舞踊にも似た様式美の域に達している。これは、他の凡百のアクションヒロイン作品とは一線を画す、紛れもない「アート」だ。
でも、こんなにカッコいいのに、最後は「公開羞恥陥落」っていうバッドエンドなんだよね…。ちょっと悲しいけど、でも、だからこそ燃えるっていうか…！ 強いヒロインが堕とされるのって、ドキドキしちゃう！
その感情こそが、監督の狙い通りだ。完璧な強さとかっこよさを前半で徹底的に描き込むことで、後半の「堕落」との落差が最大化される。民衆の前で辱められるというシチュエーションは、ヒロインの肉体だけでなく、その「誇り」をも破壊する。この絶対的な絶望感が、ある種の倒錯したカタルシスを観る者にもたらすのだ。強さの描写が完璧だからこそ、その崩壊もまた、完璧な芸術となり得る。本作は、その好例だ。
結論を述べよう。本作は、桐山結羽という奇跡的な被写体と、式正義という稀代の演出家が出会ったことで生まれた、アクションヒロインAVの金字塔だ。計算され尽くしたコスチュームデザイン、舞踊の域に達したアクション、そして強さと崩壊の完璧なコントラスト。すべての要素が、一点の曇りもなく「芸術」として昇華されている。満点評価は、必然の結果だ。
うん、うん！ つまり、「とにかくカッコよくて、アクションがすごくて、桐山結羽ちゃんが最高だから、絶対見たほうがいい！」ってことだよね！ 私からも、文句なしの五つ星！ みんなも、この「最高」を体験してみてね！
